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名称
「名称〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
名称の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「羅生門の後に」より 著者:芥川竜之介
ばしば》自分の頂戴《ちょうだい》する新理智派《しんりちは》と云い、新技巧派と云う
名称の如きは、何《いず》れも自分にとっては寧《むし》ろ迷惑な貼札《はりふだ》たる....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
っているのだ。私も少しそれを持っていたばかりだ。 義人、偽善者、罪人、そうした
名称が可なり判然区別されて、それがびしびしと人にあてはめられる社会から私が離れて....
「聖書の読方」より 著者:内村鑑三
賜いて之を神の子と為せり」とある其事である(約翰伝一章十二節)、単に神の子たるの
名称を賜わる事ではない、実質的に神の子と為る事である、即ち潔められたる霊に復活体....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
ーチェやトルストイの思想が学者間の談柄にのみ限られてる今日、欧米首都の外は地理的
名称さえ猶だ碌々知られていない今日、自然主義を誨淫文学と見做し社会主義を売国論と....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
識を愛する、これも亦まことの人物、まことの神の子である。前者は人種、土地、教理、
名称等の相違に留意することなく、その博大なる胸裡に、地上一切の人類を包擁せずんば....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
介物になっているものと考えらるるので、ファラデーはこれにエレクトロトニックという
名称をつけたのである。 一八三二年の正月にした。 話が前に戻るが、一八三一年....
「髷」より 著者:上村松園
つ想い出すままにとり出して並べてみるのも何かの役に立てばと考えるので…… 髷の
名称も時代によって、その呼びかたがいろいろと変っているが、明治の初期あたりから、....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
川より近くには神宮川のような大きな川はない。 道節が火定に入った円塚山というは
名称の類似から本郷の丸山だろうともいうし、大学の構内の御殿の辺だろうという臆説も....
「妖怪学」より 著者:井上円了
・ターニングといいてこれを伝えたるも、その土地の者、洋語に慣れざるをもって、その
名称の代わりにコックリの語を用いたるならんと思わるるなり。ゆえに余は、コックリは....
「迷信解」より 著者:井上円了
崎、トウビョウもみなしかり」と説いてあるが、これみな、ある一種の精神病に与えたる
名称に相違ない。信州、上州辺りの管狐、オサキもこれと同じことじゃ。『夜譚随録』と....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
するも勝手次第なり。識者もこれを実験して、その理に黙するあり。たとい黙せざるも、
名称によりて答うるのみ。取るべき説なし。 生、これを研究せんと欲し、諸所に臨み....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
に来た。人気の盛んなのは今日の帝展どころでなかった。油画の元祖の川上冬崖は有繋に
名称を知っていて、片仮名で「ダイオラマ」と看板を書いてくれた。泰山前に頽るるとも....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
上下の階級なし、男女の間に尊卑の懸隔あり(女尊男卑)。 米国にて|ヤソ教学術の
名称をもって、一種の奇法を唱うるものあり。その法、婦人の発明せるところにして、万....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
名もグリニッジ、ウォータールー、オックスフォード、リージェント等、みなロンドンの
名称をとり、街路の狭くして曲折せるところも、ロンドンを擬するもののごとくなれば、....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
言葉を使用し、陸軍大学に於ける私の欧州古戦史の講義には、戦争の二大性質としてこの
名称を用いたのであった。 ドイツに赴く途中、シンガポールに上陸の際、国柱会の人....