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「名立たる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

名立たるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の筆を走らせて、右馬買ひの者に托し申候。 馬と申せばこの道中は、三春、白河等、皆名立たる馬の名所にて、野に走る牧馬の群はさることながら、途中茅野原を分け行き候へ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ては、御領主様といえども、お奉行様といえども、これに加うることはできない。当時、名立たる大藩といえども、会津といえども、彦根といえども、これには一目も二目も置く....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、一膝押進ませ、 「上代に於て源氏物語、近代に於て八犬伝、この二つは日本に於て、名立たる長篇大作でげして、世界にも類のないものだと承りました。尤《もっと》も未来....
神楽坂」より 著者:矢田津世子
まいことも思い付かないので、これをちょっとの間に合せにした。爺さんが渡仙(羽後の名立たる高利貸の渡辺仙蔵)の手代をしていた頃、大番頭の丸尾さんというのが大そう主....