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名義人
「名義人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
名義人の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坑夫の子」より 著者:葉山嘉樹
苦情を持ち込んだ。駐在所は会社の事務所に注意した。会社員は組員へ注意した。組員は
名義人に注意した。
名義人は下請に文句を言った。 下請は世話役に文句を云った。世....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
は軍部がこの交渉に干与していたとも云えるし、いなかったとも云えるわけだが、折衝の
名義人は外務省でも、外務省の独立な折衝だと云えないことは明らかだ。軍部の監視の下....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
だけでは軍部がこの交渉に干与しているとも云えるしいないとも云えるわけだが、折衝の
名義人は外務省でも、外務省の独立な折衝だと云えないことは明らかだ。軍部の監視の下....
「平野義太郎宛書簡」より 著者:野呂栄太郎
だと思いますが、そのような懸念はほとんど杞憂《きゆう》でしょうし、他のものが編集
名義人となっている時、万一そのような危険性のある場合でも、岩波氏が
名義人なるが故....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
こと一般の例となった。あるいは全くこれを行なう者がなくなった場合もあろう。地頭の
名義人が女でも小児でも、さては僧侶でも差支えないということになったのであるから見....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
ると同時に社長となったが、本郷中村屋の初めからここに至る二十年の長年月、中村屋の
名義人は私ではなくて相馬良であり、同時に彼女が事実上の責任者であった。創業当時私....
「遁走」より 著者:葛西善蔵
束でもあって断わられたとしたら、せっかくここを指して集ってきた人たちに対して僕が
名義人として何と言って、皆さんへ申訳するのだ! どんな不面目迷惑を蒙らなければな....