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名詮自性
「名詮自性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
名詮自性の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
奇妙な賊が住んでいた。今日のいわゆる胎内潜り――その辺に巣食っていたのであって、
名詮自性表向きは陶器を焼いていた。年は三十七八歳、蒼白い顔色、調った目鼻。一見素....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
ちょう》を言い現したものだといえば、名は体《たい》をあらわすといわれる、いわゆる
名詮自性《みょうせんじしょう》とやらである。しかし若者|某《ぼう》のごときは、た....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
は仙波阿古十郎。どういう間違った生れつきか、人なみはずれた長い顎を持っているので
名詮自性《めいせんじしょう》して、曰く、アコ長。半年ほど前までは北町奉行所の係り....