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名辞
「名辞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
名辞の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死生」より 著者:幸徳秋水
だ目下の私が心に浮み出る儘に其二三を挙げたのである、若し私の手許に東西の歴史と人
名辞書とを有らしめたならば、私は古来の刑台が恥辱・罪悪に伴える巨多の事実と共に、....
「流線間諜」より 著者:海野十三
は外れた、どうも現代に関係のありそうなものが出てこなかった。 「そうだ、これは地
名辞典でひかなければ駄目なのじゃないか」 帆村はそこで、また棚を探しまわって、....
「死刑の前」より 著者:幸徳秋水
びでるままに、その二、三をあげたのである。もしわたくしの手もとに、東西の歴史と人
名辞書とをあらしめたならば、わたくしは、古来の刑台が恥辱・罪悪にともなったいくた....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
を地名とすると、和名鈔の筑摩郡|苧賀郷で、梓川と楢井川との間の曠野だとする説(地
名辞書)が有力だが、他にも説があって一定しない。元は普通名詞即ち菅の生えて居る荒....
「水の女」より 著者:折口信夫
詞を唱えた国造の国の出雲では、みぬまとなると、わからなくなった呪詞・叙事詩の上の
名辞としか感ぜられなかったのであろう。 水沼の字は、おなじ風土記|仁多郡の一章....
「盗まれた手紙」より 著者:佐々木直次郎
)。ゆえに彼は馬鹿である(結論)」というこの総監の三段論法において、「馬鹿」は大
名辞であり、「彼」は小
名辞であり、「詩人」は媒辞(中
名辞)である。媒辞は、大前提....
「学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
少年百科辞典、少年博物辞典の使用法を、読方科において書籍の物質的構造と少年地名人
名辞典の使用法を、綴字科において辞書につき発音、略字、綴字、熟語、音節法を授け、....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
甚だしく未開の状態に置かれ、越後あたりでは、秋山の者と云えば直ちに山の者の代表的
名辞となり、今では土地の者も秋山者と言われる事を甚だしく忌み嫌う風があるという。....
「国栖の名義」より 著者:喜田貞吉
なるほど『国』の字を『ク』の仮字に用うる事はいかにも無理だ。故吉田博士は、その地
名辞書吉野国樔の条下に、諸国に多き栗栖、小栗栖の名は、『クズ』の転りにあらずやと....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
従事した土師人で、真の意味における間人と云ってしかるべきものであった。 間人の
名辞がもと良民賤民の中間人の義であり、それが主として土師部或いは駆使部の程度の社....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
てよかったのである。 このようにして、その当時の実情に即して、漢詩と和歌という
名辞が宮廷の人たちに用いられるようになったと思われる。ただそれと同時に忘れてなら....
「「特殊部落研究号」発行の辞」より 著者:喜田貞吉
しかるにもかかわらず、これらの同情者が依然として或る特殊の全部族を包括する特別の
名辞の下に、これを呼号するを要とする所以のものは、そこに或る融和し難き障壁の存す....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
タとは同視すべからざるものである。ただ常に強い言いあらわしに慣れた彼が、自らさる
名辞を用いられたが為に、後人をして真にエタの子なるが如く解せしむるに至ったのは、....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
なったので、いつしか般若寺越に奈良坂の名が移った。『平城坊目考』や吉田博士の『地
名辞書』などには、この区別を混同して、今の奈良坂を古えの奈良坂の如くに解し、『延....
「特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
起って来る。余輩は当路者なり世人なりに対して、特殊部落とか細民部落とかいう総括的
名辞を撤廃するを希望するとともに、彼らに対してもまた一大奮発するところあらんこと....