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「名鑑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

名鑑の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
郎と云う者です」 先生「様子を見た所では多分英国の貴族でしょうが、私は平生貴族名鑑などを読みませんから、丸部という姓へ何れほどの尊敬を加えて好いか少しも見当が....
口笛を吹く武士」より 著者:林不忘
いや、風声|鶴唳《かくれい》、風声鶴唳――。」 小林は、手文庫から、元赤穂藩の名鑑を取り出して、畳のうえにひろげて見ていたが、つと一個処を指さして、 「ほら、....
十二支考」より 著者:南方熊楠
九七年までに三十五|乃至《ないし》五十五種ほど発見されいた。松村博士の『帝国植物名鑑』上に、チュンベルグの『日本植物編』に拠って本邦にも一種あるよう出しおれど、....
アンドロギュノスの裔」より 著者:渡辺温
たく、夕景頃から、彼女の住居のあたりを散歩してみたい気持に誘われた。Y君は、俳優名鑑に依って、夙に彼女の身元位は諳んじていたのだから。 悲劇女優の住居は、公園....
作男・ゴーの名誉」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
である。もし彼がどこかに居るものとすれば、事実彼の名は教会名簿にも大冊の赤い華族名鑑にもまだ載っているのだ、だが誰にも彼れを太陽の下に見たと云うものがないのだ。....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
全人種というべきであろう。 私はひところ競輪に凝って、各地の資料や雑誌や、選手名鑑などを取り寄せて熟読ガンミしたことがある。東京の競輪雑誌は誤植がひどい。一頁....
九条武子」より 著者:長谷川時雨
」――(『古林の新芽』、一五二頁) おお! まあ、なんと、そんなことで、華族名鑑をもってきても、選考難に苦しんだとは―― ここで、前記の、 「お前たちが選....