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名題役者
「名題役者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
名題役者の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜別」より 著者:太宰治
戦争の頃からついているのだそうで、松島座、森徳座では、その明るい電燈の照明の下に
名題役者の歌舞伎が常設的に興行せられ、それでも入場料は五銭とか八銭とかの謂わば大....
「細木香以」より 著者:森鴎外
に竜池は劇場に往き、妓楼に往った。竜池は中村、市村、森田の三座に見物に往く毎に、
名題役者を茶屋に呼んで杯を取らせた。妓楼は深川、吉原を始とし、品川へも内藤新宿へ....
「市川九女八」より 著者:長谷川時雨
緞帳《どんちょう》芝居――小芝居へ落ちていた役者《もの》は、大劇場出身者で、
名題役者《なだいやくしゃ》でも、帰り新参となって三階の相中部屋《あいちゅうべや》....