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吏人
「吏人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
吏人の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「連環記」より 著者:幸田露伴
し三百家。 夜は聴く猿の孤樹に啼いて遠きを、暁には看る潮の上って瘴煙の斜なるを。
吏人は見ず中朝の礼、麋鹿 時々 県衙に到る。 かかるところへ、死ねがしに流され....
「旧藩情」より 著者:福沢諭吉
か》なるを得て、仲間《なかま》の栄誉を取るべき路はただ小吏たるの一事にして、この
吏人《りじん》たらんには必ず算筆の技芸を要するが故に、恰《あたか》も毎家《まいか....
「学問の独立」より 著者:福沢諭吉
だちに学校を開設して生徒を集め、行政の官省にてただちにこれを支配して、その官省の
吏人たる学者がこれを教授するとは、外国の例にもはなはだ稀《まれ》にして、今日の時....
「学校の説」より 著者:福沢諭吉
校にも変を生じ、官、斃《たおる》れば校もまた斃る。はなはだしきは官府|一《いち》
吏人《りじん》の進退を見て、学校の栄枯を卜《ぼく》するにいたることあり。近くその....
「三国志」より 著者:吉川英治
っても、玄徳のほうからなんの贈り物もこないので、督郵は、 「県吏をよべ」と、他の
吏人を呼びつけ、 「尉玄徳は、不埓な漢である。天子の宗族などと僭称しておるのみか....
「三国志」より 著者:吉川英治
であるのみでなく、父祖四代にわたって、三公の重職に昇り、門下にはまた、四方に良い
吏人が多い。その名望地位から見ても、袁紹こそ盟主として恥かしくない人物ではあるま....