向こう傷[語句情報] » 向こう傷

「向こう傷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

向こう傷の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
顔と顔とをつき合わするようにして並びながら倒れているのに、受けているふたりの傷は向こう傷でなく、うしろからやられたうしろ袈裟とは、いかにも奇怪至極です。しかも、....
南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
。高い段鼻、二重顎、巨大な出眼、酷薄らしい口、荒い頬髯を逆立てている。その上額に向こう傷がある。これが人相を険悪に見せる。広袖を着、胸を寛げ、頬肘を突いて寝ころ....