向上の一路[語句情報] » 向上の一路

「向上の一路〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

向上の一路の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
主人はむずかしい顔をして云った。 「ともかくも我々未婚の青年は芸術の霊気にふれて向上の一路を開拓しなければ人生の意義が分からないですから、まず手始めにヴァイオリ....
俳諧の本質的概論」より 著者:寺田寅彦
義である。風雅の道も進化しなければならない。「きのうの我れに飽きる人」の取るべき向上の一路に進まなければならない。新しき風雅の道を開拓してスポーツやダンスの中に....
青年」より 著者:森鴎外
ブラントを諷刺だとさえ云ったものがある。実はイブセンは大真面目である。大真面目で向上の一路を示している。悉皆か絶無か。この理想はブラントという主人公の理想である....
平凡」より 著者:二葉亭四迷
貴《たっと》い所以《ゆえん》を説いて聴かせて、私は堕落したのじゃない、文学に於て向上の一路を看出《みいだ》したのだ、堕落なんぞと思われては心外だと喰って懸ると、....