向井将監[語句情報] » 向井将監

「向井将監〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

向井将監の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
名人地獄」より 著者:国枝史郎
た。 そこに宏壮な邸があった。 二千四百石のお旗本、お船手頭の首位を占める、向井将監の邸であったが、つと平八は玄関へかかり、一封の書面を差し出した。碩翁様か....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
うみうらみさき》で船大工《ふなだいく》間宮平次《まみやへいじ》がつくり、船奉行|向井将監《むかいしょうげん》支配、御船手|津田半左衛門預《つだはんざえもんあずか....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
夜がふけるにつれて、蠢《うごめ》くものの影はいよいよその数を増し、橋むこうの向井将監の邸の角から小網町《こあみちょう》の鎧《よろい》の渡し、茅場町の薬師《や....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
は別に書記役を申付けられるような事もなくて済んだ。それから桜痴居士は自作の脚本「向井将監」の本読みをすることになったが、その頃になって歌舞伎座の仕切場に出ている....
時勢と道徳観念」より 著者:喜田貞吉
海軍奉行だ。今の東京日本橋区第一銀行の際の橋をもとは海賊橋と云った。そこに海賊方向井将監の屋敷があったからの名である。しかるに明治になっては海賊の称穏かならずと....