向来[語句情報] »
向来
「向来〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
向来の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
い、それは広告文の大小で良否を決定するような批判力のないコケ共が多いからである、
向来は気を付けて、一頁大の広告をする本や雑誌は一切買わない事にするがよい、さすれ....
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
女は今夜|何うかして居るよ、毎もと違い余り小説じみた事を云う」と制し更に余が方に
向来りて「今夜は最う置きたまえ、僕は既に眠くなッた。其代り明早朝に又君を誘うから....
「風野又三郎」より 著者:宮沢賢治
。 「又三郎、又三郎、どうどっと吹《ふ》いで来《こ》。」 それでも、又三郎は一
向来ませんでした。 「風どうと吹いて来《こ》、豆|呉《け》ら風どうと吹いで来《こ....
「鳥をとるやなぎ」より 著者:宮沢賢治
だのでした。 「ああ磁石だ。やっぱり磁石だ。」 ところがどうしたわけか、鳥は一
向来ませんでした。 慶次郎は、いかにもその鷹やなにかが楊の木に嘴《くちばし》を....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
の家へ往った翌日《あくるひ》必らず大原君が返事を聞きに来るだろうと思っていたが一
向来ない。その後昨日になっても今日になってもまだ来ないからどうかしはせんかと思っ....