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吝い
「吝い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
吝いの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
にお前さんの山羊を一つ御馳走してはくれまいか。」 と頼んでみました。羊飼はひどく
吝い男でしたから、初のうちはなかなか承知しそうにもありませんでしたが、三人が口を....
「松と藤芸妓の替紋」より 著者:三遊亭円朝
お前に持って来たんだからお食りよ」 婢「ほんとにねえ、あの有松屋の婆さんのように
吝い人は有りませんわ、何でも食ろという事が有りません、だからねお芋や何か買っても....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
のでなく山の手の方の芸子を呼ぶ称である。誰かが『御留守居さんの出立に、山猫はちと
吝い』といった。千家は頻りに祇園町行きを迫って『明朝間に合わせますからちょっと行....