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否運
「否運〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
否運の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「阿部一族」より 著者:森鴎外
なっての死刑、弥五兵衛以下一族の立籠《たてこも》りという順序に、阿部家がだんだん
否運に傾いて来たので、又七郎は親身のものにも劣らぬ心痛をした。 ある日又七郎が....
「細木香以」より 著者:森鴎外
分家を立てていたのである。然るに子之助の継母三村氏すみは、義理ある子之助を廃嫡の
否運に逢わせては、自分の庇護が至らぬように世間の目から見られようと云って、手代等....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
あの通に威すのだ。
尖った嘴や爪を揮って、
今小さい奴等の上へ卸して来る。
もう
否運の影が閃いている。事の起は
小さい奴等が平和な池を取り巻いて、
猥に鷺を殺し....