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「吹口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

吹口の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
過ぎた。 ふと例の煙草屋の金歯の亭主が、箱火鉢を前に、胸を反らせて、煙管を逆に吹口でぴたり戸外を指して、ニヤリと笑ったのが目に附くと同時に、四五人|店前を塞い....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
て聞かせろ」 「別に得意というてもござらぬが、覚えた伝来の一曲を」 竜之助は、吹口をしめして「鶴の巣籠《すごもり》」を吹きました。誰も吹く一曲、竜之助のが大し....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
めてで、よく見当はつきませんが、川島郷から湯立船戸、ザッと四、五里も歩いたら、穴吹口へ着きましょうか」 「そこが、あの山の麓かね? ……。まだずいぶんあるらしい....