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吽
「吽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
吽の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「悟浄歎異」より 著者:中島敦
まま五指を化して五行山《ごぎょうざん》とし、悟空をその山の下に押込め、※嘛※叭※
吽《おんまにはつめいうん》の六字を金書して山頂に貼《は》りたもうた。世界が根柢《....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
れた。善八は折り重なって縄をかけた。 「なんでおれを縛りゃあがるのだ」と、友蔵は
吽えるように呶鳴った。 「ええ、静かにしろ。おれは江戸から御用で来たのだ」と、半....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
が、空を切って投げ下ろされた。それとほとんど間髪を入れず、馬場屋敷の屋根棟から「
吽」という気合の声がした。と、暗中に抛物線を描き、一筋の捕り縄が投げられた。 ....
「鼻の表現」より 著者:夢野久作
あります。 この表現を高潮させるには、先ず自分の性格、意志、感情なぞと同時に阿
吽の呼吸までも相手にわからぬようにソーッと殺して終うので、この辺は自分の「鼻息を....
「宝永噴火」より 著者:岡本かの子
指導することが出来ようぞ、もっとも、この僧は首を斬られて死ぬときに、大きな声で「
吽」と叫んだら、その声は数里の外まで響いたという奇蹟を伝記者は附け加えているが、....