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「吾君〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

吾君の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空を飛ぶパラソル」より 著者:夢野久作
き一種の気持ちに押されて、ツイ間に合わせの返事をしてしまった。 「……エエ……敬吾君と以前御交際を願っておりました……和田というものですが……」 「オオオオ、そ....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
うでも人間の実際が出ているのである。「青山の嶺の白雲朝にけに常に見れどもめづらし吾君」(巻三・三七七)、「住吉の里行きしかば春花のいやめづらしき君にあへるかも」....
蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
の詣と見えて、いとよろしき女が少女を伴れて薫物を買いに来た。少女は豊雄を見て、「吾君のここにいますは」と云った。それは真女児の一行であった。豊雄は、「あな恐し」....
樹氷」より 著者:三好十郎
ズーッと海の口のはずれで開墾に雇われて稼いでいる、しっかりした男です。 勝介 金吾君と言うのかね、そんなにこの辺のことをよく知っている――? 壮六 はい。もうズ....