呆れもしない[語句情報] » 呆れもしない

「呆れもしない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

呆れもしないの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
茸の舞姫」より 著者:泉鏡花
、精一杯に売るものは。 「何だい、こりゃ!」 「美しい衣服じゃがい。」 氏子は呆れもしない顔して、これは買いもせず、貰いもしないで、隣の木の実に小遣を出して、....
開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
―入費はお師匠さん持だから、乗込みは、ついその銀座の西裏まで、円タクさ。 ――呆れもしない、目ざす敵は、喫茶店、カフェーなんだから、めぐり合うも捜すもない、す....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
多い天井だなあ。暇にまかせて数えてやるか。七ツ八ツ九ツ十」 「莫迦にしているよ、呆れもしない」 「そのまた莫迦が恋しくて、離れられないというやつさ」 「いい気な....
深川女房」より 著者:小栗風葉
って、金さんとお上さんと一緒になることでなくって、ほかにお前さん……」 「まあ!呆れもしない。いつ私が金さんと一緒になるって言ったね?」 「言わないたって、まあ....