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呉須
「呉須〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
呉須の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
続くわけ。ただ不便なのは食事だが、これもいつか当座だけの用意を求めてきたらしく、
呉須の急須に茶を入れて、栗饅頭まで添えたのが、読み本の側においてある。 緋友禅....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
薄化粧をまず見入る男の眼のごとく、いやしい味覚がそそられる。一は青磁の大皿、一は
呉須赤絵の皿、それに白牡丹の一弁ずつを削いで並べたような透明の肉片のさざ波は、ち....
「九谷焼」より 著者:中谷宇吉郎
た。特に赤絵の方が盛《さかん》だった。青絵というのは、染付《そめつけ》のことで、
呉須土《ごすど》で描《か》いた南画《なんが》めいた構図で、よく寒山拾得《かんざん....