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「告示〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

告示の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
予報省告示」より 著者:海野十三
世界暦千九百四十七年 飢餓のため日本人死するもの続出。 〔註〕 右の予報省告示は、省員が精神もうろう状態に予測したものであって、多分このような暗いことだら....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
とする者がなかった。依って更に令を下して、能《よ》く移す者には五十金を与うべしと告示した。この時一人の物好きな者があって、ともかくも遣《や》ってみようという考で....
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
入口の壁には、 “立入るを許さず。リバプール防諜指揮官ライト大佐” と、厳かな告示が貼りつけてあった。 彼は、妙な気持になって、他所に宿を求めたのであった。....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
上機関大尉の首にかけられた賞金はおどろくなかれ、二万ポンドに一万ポンド! この告示が、島内隈なく貼りだされると、人心は鼎のようにわきたった。どの告示板の前にも....
」より 著者:池谷信三郎
を買っていた。これでもう、接吻をしない時でも男の顔がはっきり見えると喜びながら。告示板を利用して女優が自分の名前を宣伝していた。妹が見合をするのに、もうお嫁に行....
ツワイク「三人の巨匠」」より 著者:宮本百合子
だから 彼は自己と良心そのものとの仲介者として一人のキリスト、新しい人間の新しい告示者、ロシアのキリストを創造したのである。p.278 ○彼のこの救世主の文書は....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
昔の光景が似合っているように思われる。 世子が帰藩せられて、幕府の指令を一般に告示されて、いよいよ正式の使者を長州へ差立てらるる事になったが、それには番頭の津....
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
もちろん、今日でも厳格な意味においては同じことですが、それでもやはり、そう明白に告示されているわけではありません。だから今の犯罪者の良心はきわめて容易に、自分と....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
意想外のものになると別格に扱われるが、新聞の静岡版というものは、普通、官報の辞令告示のように、毎日二ツ三ツの温泉自殺を最下段に小さく並べている。静岡版の最下段は....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ものとして保存されなければならない。 『先女帝カザリンは、ロシアの新法典に関する告示の中で曰く、「我が農民は、大部分、一結婚から十二人、十五人、はなはだしきは二....
日記」より 著者:宮本百合子
た。 往来、まるで大混雑、立往生をして居る電車に一杯、尋ね人、被害地図、政府の告示等貼ってあった。 A、藤沢の安否をたずねに浅草にゆき青くなるほど疲れてかえ....
実践について」より 著者:中井正一
してその費用の前借をはがきで頼んだ。早速本屋から三千円の前渡金が来た。 ついに告示のあった翌日、森戸辰男氏の入党要請の電報を契機に社会党公認候補として知事戦に....
妖怪学」より 著者:井上円了
るいは歩行して、自らなにも知覚せざるがごときものをいう。神感とは、自然に神の感通告示ありて、遠路のことを感知し、あるいは未来のことを予知するの類をいい、神知とは....
尊攘戦略史」より 著者:服部之総
えるようになった背後の時代的転換を――同時に、内地商業の国民的統一への軌道を――告示した時代だったが、京幕融和も廃《すた》り、ようやくラディカルな尊王思想が、反....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
柴大人の仁政を謳ったものであると解釈されている。この詩の中には“安民処処巧安排、告示輝煌総姓柴”と云って、柴長官の告示によって人民が安心した事も詠まれている。“....