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「周文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

周文の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ります、光長も、信実《のぶざね》もあります、土佐もあります、雪舟《せっしゅう》、周文、三|阿弥《あみ》、それから狩野家にも古法眼《こほうげん》があります、その後....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
聖徳太子を知らず、法然《ほうねん》と親鸞《しんらん》とを知らず、はたまた雪舟も、周文も、兆殿司《ちょうでんす》をも知らなかった十九世紀の英吉利《イギリス》生れの....
自由人」より 著者:豊島与志雄
や、呼吸を塞ぐ噴煙も、いつしか忘れられて、白熱の玉簾だけが眼底に焼きつけられる。周文圭の頸飾、襟のレース、それが拡大されてそこに在る。彼女自身だけは、もうこの世....
贋物」より 著者:葛西善蔵
は青く窶れきった顔をしていた。そしてさっそくその品物を見せるため二階へ案内した。周文、崋山、蕭伯、直入、木庵、蹄斎、雅邦、寛畝、玉章、熊沢蕃山の手紙を仕立てたも....
食道楽」より 著者:村井弦斎
れは僕の父が二百円である人から買ったが今売れば三百円以上になる。その外僕の家には周文だの雪舟だの殆《ほとん》ど千円近い名画が五、六|幅《ぷく》もあるよ」中川「サ....
古陶磁の価値」より 著者:北大路魯山人
になってしまう。ここに例えば推古仏があるとしましたら、法隆寺あたりがここにある。周文あたりがこんなところにいる。蕪村とか、応挙とか、こんなところにまごまごしてい....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
まったく一革新の眼をさまされたものといわれる。そして、いわゆる室町画壇の、如雪、周文、霊彩、啓書記、雪舟、秋月などの巨匠を輩出し、戦国期にかけてもなお、雪村、友....
雪村筆「茄子図」」より 著者:吉川英治
尋常でない画人の風戯であることはすぐわかる。 雪村は、雪舟に私淑し、足利末期の周文とか芸阿弥、真阿弥などにもならぶ、独自な画境をもった奇才だといわれている。け....