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「周易〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

周易の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
であるから、明治十四年の東京大学の規則には「理財学」と改められた。これはけだし「周易」の伝に「何以聚レ人、曰財、理レ財正レ辞、禁二民為一レ非、曰義」あるに拠った....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ひょう》を吐き雨を祈るべし、故に竜子の名を得る、陰陽折易の義あり、易字は象形、『周易』の名けだしこれに取るか、形蛇に似四足あり、足を去ればすなわちこれ蛇形なりと....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
計画として保さんの意中にある。曰く本私刑史、曰く支那刑法史、曰く経子一家言、曰く周易一家言、曰く読書五十年、この五部の書が即ちこれである。就中読書五十年の如きは....
絵本の春」より 著者:泉鏡花
い、(乙)の字なりに畝った小路の、大川へ出口の小さな二階家に、独身で住って、門に周易の看板を出している、小母さんが既に魔に近い。婦でト筮をするのが怪しいのではな....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
て投げ出すように「三世相」を下に置いて、次の大判の唐本仕立てなるを取って見ると「周易経伝《しゅうえきけいでん》」―― お銀様は「三世相」の余憤を以て、そこにも....
銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
、三個の小石を右手へ並べた。中央へ二個の小石を置いた。 「これすなわち梅花陣だ」周易の名家加藤左伝次 乞食は左右の手を延ばし、左右六個の石を取った。 「ははあ....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
切であった。葦簾も天幕も張ってない。見台には白布がかかっていて、「人相手相家相|周易」などという文字が書かれてあって、十二宮殿の人相画や、天地人三才の手相画が、....
つゆのあとさき」より 著者:永井荷風
店の旗ばかりが目につく横町《よこちょう》へ曲り、貸事務所の硝子窓《ガラスまど》に周易《しゅうえき》判断|金亀堂《きんきどう》という金文字を掲げた売卜者《うらない....
三国志」より 著者:吉川英治
ライヲ知ラナイデ人間トイエマスカ。 そう答えたそうです。また長ずるに及んでは、周易を究め、十五、すでに四方の学者もかなわなかったということです」 「そんなのは....