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呪す
「呪す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
呪すの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
穴に退いた。呪師羊の角もて呪したがなかなか出で来ぬから、更に犢子の前に火を燃して
呪するとその火蜂と化《な》って蛇穴に入った黒蛇蜂に螫され痛みに堪えず、穴を出でし....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ん》を有《も》って身に随《つ》く、赭丹は馬腹中に産するところの物、これを用いて念
呪すなわち風雨を致す〉と載せた赭丹も、蒙古名シャダーの音訳だ。『兎園小説』に、死....
「紅玉」より 著者:泉鏡花
別るるも薄、招くも薄、泣くも虫、歌うも虫、跡は野原だ、勝手になれ。(怪しき声にて
呪す。一と三の烏、同時に跪いて天を拝す。風一陣、灯消ゆ。舞台一時暗黒。) はじめ....
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
って、襟を合せて、枕を仕かえて、気を沈めて、 「衆怨悉退散、」 と仰向けのまま
呪すと、いくらか心が静まったと見えて、旅僧はつい、うとうととしたかと思うと、ぽた....