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呪師
「呪師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
呪師の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
去世にもまたその通りだった。過去世一黒蛇あり、一犢子を螫《さ》した後穴に退いた。
呪師羊の角もて呪したがなかなか出で来ぬから、更に犢子の前に火を燃して呪するとその....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
き処がないので身を水中に投げると、竜王これをその宮中に迎え入れた。日初王聞きて諸
呪師を召集し往きて竜を呪せしむ。その時一の夜叉名を賓伽羅《びんがら》と呼ぶ者曠野....
「くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
に従事していた趣きに見えているが、鎌倉時代にはその遊芸に従事する方は猿楽・田楽・
呪師・放下等の類に変って、傀儡の名ではあまり呼ばれなくなったと見え、塵袋に、「傀....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ようなことが、言い断れるのですか。分るのですか」 顔の色まで変えて、彼女は彼の
呪師めいた言を、そのからだから振り払うように抗議する。怒ッてさえ見えるのだった。....
「あの世の入口」より 著者:知里真志保
) (15)Kotan-kar-kamuy(国を・造った・神)アイヌの祖神。もと
呪師だった。北方文化研究報告、第七輯、拙稿「
呪師とカワウソ」参照。 (16)〔O....