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味付け
「味付け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
味付けの前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「香気の尊さ」より 著者:佐藤垢石
吊るしておくと焼き枯らしとなるから、これを食べる時に取り出し再びあぶり直した上へ
味付け味噌を塗り、更に一度火にあぶりコンガリと味噌がこげたならば、食膳にのせるの....
「すっぽん」より 著者:佐藤垢石
柔らかくなっているのである。 つまり、これがすっぽんのスープだ。けれど、これに
味付けをしてしまったのでは、汁が濃粘に過ぎて舌への刺激が強く、味覚が痺れてほんと....
「世界の「料理王逝く」ということから」より 著者:北大路魯山人
るだけに、直接親しみやすいところがある。そのせいか、たいていの人間は人知で出来た
味付け物を喜ぶ。それから先へはなかなか歩まない。 これを絵画で譬えれば、愚にも....
「握り寿司の名人」より 著者:北大路魯山人
西寿司の用うる白酢ではだめだ、飯に三分づきくらいの色がつく酢が旨い。それから飯の
味付けは、上方式に米の中に昆布、砂糖などでいろいろ加味しては江戸前にはならない、....
「夜寒に火を囲んで懐しい雑炊」より 著者:北大路魯山人
。白い脂身と赤い肉と混ざったものを細かに切り、皮山椒を少々加えて、別の鍋に淡泊な
味付けで汁たくさんに煮る。これに生の薬味ねぎを加えてお粥と混ぜ合わせ、すぐに食べ....
「鮑の水貝」より 著者:北大路魯山人
、総じて魚は生の肉が一番美味いことを証明していると言えよう。 そのほか、甘辛く
味付けして煮て食べるのもよい。これはただ煮ればよいのであるから、つくり方は簡単で....
「東京で自慢の鮑」より 著者:北大路魯山人
。 あわびのわたと言うもの、好き嫌いはあるが、生わたを味噌のようにすりつぶし、
味付けして蒸し貝、生貝、いずれなりと和えて食う方法も、玄人はだしの料理として、家....
「日本料理の要点」より 著者:北大路魯山人
、甚だ遺憾に堪えぬものがあるのである。料理の技法の点においても、その点睛のための
味付けの点においても、甚だ不徹底極まるものであって、これがかつて、それぞれ京都一....
「料理する心」より 著者:北大路魯山人
ることです。料理人が腹を満たしておりますと、味覚が鈍重になりまして、デリケートな
味付けが出来難いということがあるのであります。でありますから、料理する者は、なる....
「料理の妙味」より 著者:北大路魯山人
していずれもよき味の持ち主ではあるが、これはどこまでも補助材料であって、これらの
味付けでなにかを美味く食うものと考えてはまちがいである。調味料は以上列記したもの....