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味噌漉し
「味噌漉し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
味噌漉しの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
んが親切に瓜の心をとめてくれて居たのであった。よく楢茸の初物だの何だの採っては、
味噌漉しに入れて持って来てくれた。時には親切に困ることもあった。ある時畑の畔の草....
「魔都」より 著者:久生十蘭
われる事になったが、玉の輿とは名ばかりで、一カ月の手当はちょうど判任官級。時には
味噌漉しを下げて露路を駆け出すこともある。さすがに妾《めかけ》といわれるのが嫌で....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
った、というと人聞がいいがじつは無断借用といったところが真実らしい、浅黄に紺の、
味噌漉し縞縮緬の女物の紙入れを素膚《すはだ》に、これだけは人柄の掴み絞りの三尺、....