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味所
「味所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
味所の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球図」より 著者:太宰治
に見せてやるよう、言いつけて散会した。 一日おいて二十五日に、白石は早朝から吟
味所へつめかけた。午前十時ごろ、奉行の人たちもみんな出そろって着席した。やがてシ....
「三国志」より 著者:吉川英治
かった。 「とにかく、役所へ引ッ立てろ」 兵は鉄桶の如く、曹操を取り囲んで、吟
味所へ拉してしまった。 関門兵の隊長、道尉|陳宮は、部下が引っ立ててくる者を見....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
× × 今――。境の廊ノ口から段を上って、三番白洲の吟
味所の床に姿を見せた両探題は、白洲へすえられていた荒縄の大坊主の姿に、まずじっと....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
のだ」 「じゃあ、さがしましょう」 と、みな同心部屋を出払って、ひろい役宅、吟
味所、各詰所、揚屋、仮牢、不浄門の裏の空地など、おもいおもいさがし廻った。 奉....