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味無い
「味無い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
味無いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「グッド・バイ」より 著者:太宰治
うそくの火でもやしたって、これほど痛烈な損失感を覚えないだろう。実に、ムダだ。意
味無い。 山盛りの底のほうの、代用味の素の振りかかっていない一片のカラスミを、....
「未帰還の友に」より 著者:太宰治
間。それも落着きの無い、絶えず時計ばかり気にしていなければならぬ一時間である。意
味無い、と僕はあきらめた。 「公園でも散歩するか。」泣きべそを掻《か》くような気....
「発明小僧」より 著者:海野十三
の型の大きいのは、目醒しになっとるのでございまして……。」 社員「目醒しなんか意
味無い。」 小僧「……ことは無くて大有りです。あンさんは、昼間の五分の居睡りは、....
「鹿踊りのはじまり」より 著者:宮沢賢治
」 「ふう、ああ、舌|縮《ちぢ》まってしまったたよ。」 「なじょな味だた。」 「
味無いがたな。」 「生ぎもんだべが。」 「なじょだが判《わか》らない。こんどあ汝....