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「呼付け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

呼付けの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
根岸お行の松 因果塚の由来」より 著者:三遊亭円朝
いっかな動きません。強情にも程のあったものだ、とお部屋でも今は憎しみが掛り花里は呼付けられまする。小言をきくは覚悟の前で、今日は何《なん》といって言訳をしようか....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
ざいます」 助「何と云った」 三「坂倉屋だか何だか知らないが、物を頼むに人を呼付けるという事アない、己ア呼付けられてへい/\と出て行くような閑な職人じゃアね....
二重心臓」より 著者:夢野久作
は自宅へ帰ると、直ぐに乾児どもを呼集め、その大勢の眼の前に、若い奥さんと世話人を呼付けてアッサリ離別を申渡しましたので、二人ともグーの音も出ないで荷物を片付けて....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
諸氏がドッと笑い崩れた。 隣の居間から見ていた翁の顔色が見る見る変った。某氏を呼付けて非常な見幕で叱責した。 「楽屋を何と心得ているか。子供とはいえシテはシテ....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
「まア/\静かにしてくれ、さア私ゃアお前のためには夫の仇、その仇の此の方がお前を呼付けて斯様なことを申したら定めし心外に思うであろうがな、何事も是までの因縁と諦....