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呼吸音
「呼吸音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
呼吸音の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「橇」より 著者:黒島伝治
、声が出ないことがあった。 彼は、シベリヤへ来るまで胸が悪くはなかった。肺尖の
呼吸音は澄んで、一つの雑音も聞えたことはなかった。それが、雪の中で冬を過し、夏、....
「録音集」より 著者:豊島与志雄
かりでなく、ひいては胃中の液体の音も聞きとられ、やがては、些細な気管の故障にも、
呼吸音が聞き分けられた。そうなると、もう停止するところを知らず、平常でも、肺に出....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
て言葉と一致してることがめったにないその身振りよりも、また、大袈裟《おおげさ》な
呼吸音の交じってる嗄《しわが》れた※音的なその言葉よりも、多くは彼の人柄そのもの....