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呼寄せる
「呼寄せる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
呼寄せるの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
も飲めんようなことで、甚だ御無礼ではございますが、お目通りへ其の深川の芸者どもを
呼寄せることに致します」 數「おゝ成程その噂は聞いている、深川には大分美人も居り....
「家」より 著者:島崎藤村
点けて、橋本の姉もどうしているかとか、大番頭の嘉助も死んだそうだとか、豊世を早く
呼寄せるようにしなければ、正太の為にも成らないとか、それからそれへと話した。 「....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
ったからね。今の呑兵衛|老医と、非番だった慶北丸の来島運転士を、その漁師に言伝て
呼寄せると、この縁側で月を相手に一杯やりながら、心ばかりの弔意を表しているところ....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
にて酒を酌交し、 伴「男ばかりじゃア旨くねえから、女を呼びにやろう」 とお國を
呼寄せる。 國「おや旦那、御無沙汰を、よく入っしゃって、伺いますればお内儀さんは....
「新訂雲母阪」より 著者:直木三十五
「召捕えてしまえばいゝ。」 そうして、書状を発して役人に知らせると共に、甚七を
呼寄せる手段を講じた。お俊は山田を甚七の所へ、誘出しさえすればいゝと、山越えに雲....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
よかろう。
それだけの事はこちらでも方法を立てる。そうすれば手紙を遣って女房を
呼寄せるがいい。その事はどちらでもよいからお前から聞いて見てくれ、そう心配するに....