命を繋ぐ[語句情報] »
命を繋ぐ
「命を繋ぐ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
命を繋ぐの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「食魔」より 著者:岡本かの子
こぼれている。五燭の灯の下にぼんやり照し出される憐れな狼藉の有様は、何か動物が生
命を繋ぐことのために僅かなものを必死と食い貪る途中を闖入者のために追い退けられた....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
来ないでしょう。 食物でいえばガラス絵などは、間食の如きものでしょう、間食で生
命を繋ぐ事は六つかしい、米で常に腹を養って置かなくてはなりません。 ガラス絵と....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
来ないでしょう。 食物で云えばガラス絵などは、間食の如きものでしょう。間食で生
命を繋ぐ事は六つかしい。米で常に腹を養って置かなくてはなりません。 その上ガラ....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
人たちとは、船に逃げられたのだから、ただ清水を飲み、狩猟をしてその獲物を食べて、
命を繋ぐより他はなかったに違いない。ところが、水はあまり彼等の口に合はないのだし....
「バラック居住者への言葉」より 著者:豊島与志雄
得るという功利的のものではなくて、もっと深い直接の要求だったに違いない。 人は
命を繋ぐためには、食を摂らなければならないことは勿論である。然しながら、食を摂っ....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
/\二人の舟子の衣類を剥いで、船の修覆の材料となし、獣類魚類さては木の実を捜して
命を繋ぐ工夫が肝腎、ウム、向うに見えるは鳥なるべし」 とやおら身を起して腕に覚....
「県歌 信濃の国」より 著者:浅井洌
みならず桑とりて 蚕飼いの業の打ちひらけ 細きよすがも軽からぬ 国の
命を繋ぐなり 四 尋ねまほしき園原や 旅のやどりの寝覚の床 木曽の棧かけ....