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「命名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

命名の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
かしき第一報を打つことに成功したデンマーク新報のアイスランド支局員ハリ・ドレゴの命名によるものであった。巨船ゼムリヤ号発狂事件――という名称からして既に怪奇味が....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
強く、太く、短くなるのであります。言い換えれば陽性の戦争――これを私は決戦戦争と命名しております。ところが色々の事情によって、武力の価値がそれ以外の手段、即ち政....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
共に食らい、共に歌い、共に踊り、共に戯れる。花を飾って結婚の式をあげ、花をもって命名の式を行なう。花がなくては死んでも行けぬ。百合の花をもって礼拝し、蓮の花をも....
一坪館」より 著者:海野十三
た。源一は、その画をうけとって、うれしそうに大にこにこ、礼をいうのも忘れていた。命名 源一は、画家犬山猫助がかいてくれた美しい花の画看板を、棒の先にゆわいつけ....
男女関係について」より 著者:大杉栄
とした女房があることも知ってい、神近という第一情婦(『万朝報』記者からの名誉ある命名)のあることも知ってい、そしてまた自分にも辻という立派な亭主のあることも忘れ....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
一人だってございません。私の馬に見惚れたのでございます……。 そうそうこの馬の命名につきましては、良人と私との間に、なかなかの悶着がございました。私は優さしい....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
名をそのまま貰ったらどんなものだろう。川西さん、それが分りやすくて好いね。第一に命名のために工夫を費やすなどという面倒を見ないですむ。先ずこうだね。」父親はそう....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
れは一八三四年正月) その年の正月をつけた。 ファラデーは新しい発見をなし、命名の必要を感ずると、当時博学者として有名であったホェーウェルに相談するを例とし....
棲霞軒雑記」より 著者:上村松園
食い霞を衣として生きているから、棲霞軒としたらどうか」 そういう訳で栖鳳先生が命名された屋号である。これは支那風の人物とか、大作の支那風画を描き年号を入れたり....
おばけずきのいわれ少々と処女作」より 著者:泉鏡花
僕は明かに世に二つの大なる超自然力のあることを信ずる。これを強いて一|纏めに命名すると、一を観音力、他を鬼神力とでも呼ぼうか、共に人間はこれに対して到底不可....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
、大体においては余り歓迎されなかった。そもそもこの“活歴”なる熟字は団十郎自身が命名したのではない、求古会員が製造したのでもない。単に歴史をありのままに見せるに....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
の下に攀じ、一息して晴雨計を見ると約三千米突。最高峰の南に位するゆえ、南穂高岳と命名した。 先刻より気づこうていた霧は、果然包囲攻撃してくる、まるで手のつけよ....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
も地方によって少しずつ違いがありますけれども、大抵男子の生れた時分には三日経って命名式を行う。最も奇な事はその子が生れたからといって、決して洗いもしなければ拭き....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
影響強きに失し、戦争指導の両方式即ち戦争の性質の両面を「殲滅戦略」「消耗戦略」と命名していたのは、どうも適当でないとの考えを起し、この頃から戦争の性質を「殲滅戦....
魯迅さん」より 著者:内山完造
日本人の病院(福民病院)であったと思います。上海で生まれた子供という意味で海嬰と命名されたのです。魯迅さん晩年の子供でしかも初児というのでとても嬉しそうでした。....