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命根
「命根〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
命根の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
れを抱《いだ》くようになる。そうして気狂《きちがい》のように疲れる。これが市蔵の
命根《めいこん》に横《よこた》わる一大不幸である。この不幸を転じて幸《さいわい》....
「思い出す事など」より 著者:夏目漱石
ばかりである。 縹緲玄黄外。 死生交謝時。 寄託冥然去。 我心何所之。 帰来覓
命根。 杳※竟難知。 孤愁空遶夢。 宛動粛瑟悲。 江山秋已老。 粥薬※将衰。 廓....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
然よ。己はどこを攫まえよう。
一切の物の乳房等よ。己はどれを手に取ろう。
天地の
命根の通っている、一切の生の泉等よ。
枯れ衰えた己の胸のあこがれ迫る泉等よ。汝達....