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和事
「和事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
和事の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
だ」 「ものやわらかに道行という寸法に行けばそれに越したことはねえが、おたがいに
和事師《わごとし》という面《つら》でもねえし、とにかく、籤としてみよう、籤を引い....
「生死卍巴」より 著者:国枝史郎
屋敷へ入れて、悪ふざけをして平気でいる。……俺は杉次郎が大嫌いだ。まるで歌舞伎の
和事師のように、色が生白くておべんちゃらは返して貰わなければならない。あれは大変....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
、時の京都の所司代たる松平|輝高に搦め捕られて、追放の刑に処せられた。そうして明
和事件の際には、八丈島へ流されることになった。しかるに八丈島へ到着しない先に、三....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
かも膨らみのある顔で、調子も“鳩ぽっぽ”と綽名されていたような含み声であったが、
和事師をしては当代第一人と称されて、かの団菊左の三名優に次ぐべき地位を占めていた....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
圧倒されたる観あり。 ○九月十八日、大阪の初代実川延若死す、五十五歳。大阪にては
和事師の随一と呼ばれていたり。 ○十月、猿若座の焼跡へ小屋を作りて、大阪文楽座の....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
発表し、もしくは将来発表すべき部分的の諸研究に譲って、ここにはただ、かつて或る融
和事業団体において講演せる草案をもととして、その足らざるを補い、なるべく広く多方....
「融和促進」より 著者:喜田貞吉
に猛烈なものであるかを現実に見せつけられました」と答えたことでありました。中央融
和事業協会、一九二六年一月)....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
という訳には参らなかったことと思いますから、今度さらにそれらを書き直して、中央融
和事業協会から発行していただきまして、なるべく広く世間にこの知識を普及させたいと....