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和事師
「和事師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
和事師の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
だ」 「ものやわらかに道行という寸法に行けばそれに越したことはねえが、おたがいに
和事師《わごとし》という面《つら》でもねえし、とにかく、籤としてみよう、籤を引い....
「生死卍巴」より 著者:国枝史郎
屋敷へ入れて、悪ふざけをして平気でいる。……俺は杉次郎が大嫌いだ。まるで歌舞伎の
和事師のように、色が生白くておべんちゃらは返して貰わなければならない。あれは大変....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
かも膨らみのある顔で、調子も“鳩ぽっぽ”と綽名されていたような含み声であったが、
和事師をしては当代第一人と称されて、かの団菊左の三名優に次ぐべき地位を占めていた....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
圧倒されたる観あり。 ○九月十八日、大阪の初代実川延若死す、五十五歳。大阪にては
和事師の随一と呼ばれていたり。 ○十月、猿若座の焼跡へ小屋を作りて、大阪文楽座の....