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「和国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

和国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
Mensura Zoili」より 著者:芥川竜之介
、もう、船が飽き飽きしました。」 「ゾイリア――ですか。」 「さよう、ゾイリア共和国です。」 「ゾイリアと云う国がありますか。」 「これは、驚いた。ゾイリアを御....
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
ある。我我の社会は奴隷なしには一日も安全を保し難いらしい。現にあのプラトオンの共和国さえ、奴隷の存在を予想しているのは必ずしも偶然ではないのである。 又....
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
ものといわなければなりませぬ。 今日の英国はエライ国である、今日のアメリカの共和国はエライ国であると申しますが、それは何から始まったかとたびたび考えてみる。そ....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
れは飴細工をするのでなく、ぶつ切りの飴ん棒を一本二本ずつ売るんです」 「じゃあ、和国橋の髪結い藤次の芝居に出る唐人市兵衛、あのたぐいでしょう」 「そうです、そう....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、文政八年の夏から秋へかけて再びそれが流行り出して、初代の清元延寿太夫も堀江町の和国橋の際で、駕籠の外から突かれて死にました。富本をぬけて一派を樹てたくらいの人....
死者の書」より 著者:折口信夫
祖あめの押雲根命。遠い昔の日のみ子さまのお喰しの、飯と、み酒を作る御料の水を、大和国中残る隈なく捜し覓めました。 その頃、国原の水は、水渋臭く、土濁りして、日の....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
公爵の子息を小姓にして、あたかも十二使徒のうちの一族であり、あるいはこの静かな共和国(ヴェニス)の四人の布教師の家族であるかのごとくに尊敬され、ヴェニスの総督と....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
く。東京から五日間を費したわけである。ここでは午前十一時頃に手塚屋に泊まる。豊竹和国太夫がここに興行中であると聞いて、その宿屋をたずねると、和国太夫も悦んで迎え....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
人の影で覆い、卑怯者、逃亡者、反逆者と、ありとあらゆる汚名を着せられて、今度は共和国を守る、心にもない楯に変えられてしまったのです。 それにつれて、同じ運命が....
黄八丈の小袖」より 著者:岡本綺堂
た。お菊はその空を少時瞰上げていると、水を吹いて来る秋風が冷々と身にしみて来た。和国橋の袂に一本しょんぼり掻き合せた。 「寧そもう家へ逃げて帰ろうかしら、それと....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
せらるる点は、やや日本に似たるところあるも、教育の普及を欠き、大学の程度低く、共和国たるにもかかわらず、上下の懸隔はなはだしく、無知文盲の愚民多く、上下を通して....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
の表面に生物は住んでおらないものと諦めていたが、よくもまア来てくれた」 火星共和国の連中は大喜びであった。火星の住民は六千の天人族に非常に親切であった。 火....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
は一つ、台湾は中国の一部であります。中国においては、六億八千万の各位が中華人民共和国を作りあげておるのであります。日本はこの中華人民共和国とのあいだに国交を回復....
恐怖の幻兵団員」より 著者:大倉燁子
年月日をしたため、次ぎにこんなことを書かせられました。 『私ハソビエト社会主義共和国連邦ノタメニ命ゼラレタコトハ何事デアッテモ行ウコトヲ誓イマス。コノコトハ絶対....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ん統帥は常に政治の支配下にある。決して最善の方式ではないが止むを得ない。ローマ共和国時代は、戦争の場合独裁者を臨時任命してこの不利を補わんとした事はなかなか興味....