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和学者
「和学者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
和学者の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
起こって来て、儒者は経典の立場から、武士剣客は士道の立場から、その他医者、神職、
和学者、僧侶なぞの思い思いに勝手な説を立てるものがあっても、幕府ではそれを制する....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
》られぬが、恩《おん》という字に和訓《わくん》のないことである。こういったなら、
和学者《わがくしゃ》のお叱《しか》りを受けて、こういう訓《よみ》がある、ああいう....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
で、お囲場から択《え》りぬかれて西丸へ呼上げられた。……なんでも、上総で名のある
和学者の裔《すえ》だそうで……」 「……和学と馬の尻尾。……これは、妙な取合せだ....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
ずから人の心を悦《よろこ》ばしめずいぶん調法なるものなれども、古来、世間の儒者・
和学者などの申すよう、さまであがめ貴《とうと》むべきものにあらず。古来、漢学者に....
「上野」より 著者:永井荷風
涯奈滞淫。」 屋代輪池は幕府の右筆にして著名の考証家屋代大郎である。清水泊※は
和学者村田春海の門人清水浜臣で、此二人はいずれも大田南畝と時を同じくした人である....