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「和歌山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

和歌山の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
読んでいった。「昭和十×年五月十五日午後五時三十分。第四師団司令部発第四〇二号。和歌山県|潮岬南方百キロの海上に駐在せる防空監視哨の報告によれば、米軍に属する重....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
爆弾投下もうつされていると。 十二月二十一日 ◯今暁四時、熊野沖に大地震あり、和歌山、高知、徳島、被害甚だし。東京ではゆるやかな水平動永くつづきたり。 十二....
自叙伝」より 著者:大杉栄
ながら、大げさにこう言って、奥へ導いて行った。 お祖父さんは楠井力松と言った。和歌山の湊七曲りというところにあった、かなり大きな造り酒屋だったそうだ。子供の時....
わが町」より 著者:織田作之助
時に、綱をたぐって急いで攀じ登る。とたんに爆音が耳に割れて、岩石が飛び散り、もう和歌山県出身の村上音造はじめ五人が死んでいた。 間もなくの山崩れには、十三人が....
大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
東軍と河内口の東軍とが河内の砂に相会する所を迎え撃ち、南は熊野の土冦と相結んで、和歌山の浅野を挾撃し、又別に古田織部正の家老木村|宗喜に嘱し、家康秀忠の出馬した....
馬地獄」より 著者:織田作之助
って、ここから針中野まで何里……あるかもわからぬ遠さにあきれていると、実は、私は和歌山の者ですが、知人を頼って西宮まで訪ねて行きましたところ、針中野というところ....
獄中消息」より 著者:大杉栄
近では猪、銀之丞、中村、中根、小塩、および名をちょっと忘れたが何とかいう弁護士。和歌山附近では山田、楠井、津村。および春と菊。なお山田(東京)には米川へ、茂生に....
火の扉」より 著者:岸田国士
で、彼女はこゝへ来たのであつた。 しかし、大阪行はよほど前に出たあとで、今夜は和歌山行が終列車でもうそれだけだということがわかつた。 ――どうして、あの時、....
妖怪学」より 著者:井上円了
はなはだしきを感じ、ブドウ酒一杯を傾けたることを夢みたりという。 明治二十年、和歌山県久保某氏より報知せる書中に、左の一事あり。久保氏自ら曰く、「一夕、夢中に....
妖怪報告」より 著者:井上円了
はなはだしきを感じ、ブドウ酒一杯を傾けたることを夢みたりという。 ○明治二十年、和歌山県、久保某氏より報知せる書中に、左の一事あり。久保氏自ら曰く、「一夕、夢中....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
居りますと大分止めに来た人がありました。 その中でもごく熱心に止められたのは今和歌山に判事をして居る角谷大三郎という人です。 「世の物笑いとなるような事をして....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
酒製造場、医院を一覧し、さらに日本移民の居宅を慰問す。その国籍は山口県、高知県、和歌山県なり。コーヒー園は丘陵の高地にありて、遠望すれば茶林のごとし。近く見れば....
ひとりすまう」より 著者:織田作之助
いって来た。ぼくは手紙を素早く隠したが、果物籠の処置に困った。それで止むを得ず、和歌山の知り合いから送って来たといい、彼に果物をすすめた。 彼は前夜の泥酔をひ....
俗臭」より 著者:織田作之助
大変気が弱いということは記憶に止めて置く必要がある。元来彼等きょうだいの出生地、和歌山県有田郡湯浅村(現在湯浅町)は気性の荒いので近村に知られた漁村である。大袈....
わが町」より 著者:織田作之助
時に、綱をたぐって急いで攀じ登る。とたんに爆音が耳に割れて、岩石が飛び散り、もう和歌山県の村上音造はじめ五人が死んでいた。間もなくの山崩れには、十三人が一度に生....