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和歌山市
「和歌山市〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
和歌山市の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
樟をことごとく伐らしむ。さて再びその十数社をことごとく他の大字へ合併せしめたり。
和歌山市近き岩橋村に、古来大名が高価の釜壺を埋めたりと唄う童謡あり。熊楠ロンドン....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
日は乾いて黒いが雨ふれば凝《かたま》った血のように見えるのだと述べ居る、この藻は
和歌山市の墓地などに多く、壁などに大小種の斑点を成して生えるとちょうど人が斬られ....
「現代日本の開化」より 著者:夏目漱石
が、元を糺《ただ》せば面倒を避けたい横着心の発達した便法に過ぎないでしょう。この
和歌山市から和歌の浦までちょっと使いに行って来いと言われた時に、出来得るなら誰し....
「行人」より 著者:夏目漱石
自分も子供の時、折々耳にした紀州様、紀州様という封建時代の言葉をふと思い出した。
和歌山市を通り越して少し田舎道《いなかみち》を走ると、電車はじき和歌の浦へ着いた....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
出づるも、王夫妻の相愛または猴にあやかって子を産むようの祈願から出たのであろう。
和歌山市附近有本という処に山王の小祠あり、格子越しに覗《のぞ》けば瓦製の大小の猴....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
多く飼う所もあったけれど、徳川氏の代を通じてわが邦に普遍せなんだ物で、明治四年頃
和歌山市にただ一ヶ所豚飼う屋敷あったを、幼少の吾輩毎日見に往ったほどである。 ....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
び箸をとり出した。 このとき私たちは、彼女の発議で取ってみた缶詰の羊羹に「日本
和歌山市名産」という紙が貼ってあるその愉快さにおどろいている。和歌山名物缶詰の羊....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
り届けたりき。 三 川上音二郎《かわかみおとじろう》 これより先、大阪滞在中
和歌山市有志の招待を得て、重井《おもい》と同行する事に決し、畝下熊野《はたしたゆ....
「肌色の月」より 著者:久生十蘭
いのだ。概略だよ、いいね……東洋放送の宇野久美子、すなわち君は五月二十日、郷里の
和歌山市に帰る目的で、二十一時五十分、東京駅発、大阪行の一二九号列車に乗ったが、....