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和歌山県
「和歌山県〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
和歌山県の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
読んでいった。「昭和十×年五月十五日午後五時三十分。第四師団司令部発第四〇二号。
和歌山県|潮岬南方百キロの海上に駐在せる防空監視哨の報告によれば、米軍に属する重....
「わが町」より 著者:織田作之助
時に、綱をたぐって急いで攀じ登る。とたんに爆音が耳に割れて、岩石が飛び散り、もう
和歌山県出身の村上音造はじめ五人が死んでいた。 間もなくの山崩れには、十三人が....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
、とに角之だけの金額ならば善いにつけ悪いにつけ、多少の効力は必ず発生するだろう。
和歌山県下の或る農業学校の校長さんは、三十年間の教員生活で貯金した金一万円を学術....
「雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
上もあった。 北陸から東北、関東地方から東海道にかけてはイワナと読んでいるが、
和歌山県と奈良県ではキリクチと言い、中国地方ではゴギまたはコギと名づけ、滋賀県で....
「たぬき汁」より 著者:佐藤垢石
大々的に団栗を集めるという記事を読んだのである。そして、その記事の終わりの方に、
和歌山県農会当局の談として、本県でも理研からの依頼により晩秋になったならば、全県....
「瀞」より 著者:佐藤垢石
ゆると熊野川の水に親しんでいたのである。 東牟婁郡は三重県であるが、西牟婁郡は
和歌山県である。その郡境を熊野川は、西方の深い山々の間から東に向かって流れ、太平....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
為と馬について研究苦心された概略を岡倉校長へ紹介しました。 後藤貞行氏は、元は
和歌山県の士族で、軍馬局へ勤めている。馬の調査のため奥州地方へ長らく出張して軍馬....
「妖怪学」より 著者:井上円了
はなはだしきを感じ、ブドウ酒一杯を傾けたることを夢みたりという。 明治二十年、
和歌山県久保某氏より報知せる書中に、左の一事あり。久保氏自ら曰く、「一夕、夢中に....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
はなはだしきを感じ、ブドウ酒一杯を傾けたることを夢みたりという。 ○明治二十年、
和歌山県、久保某氏より報知せる書中に、左の一事あり。久保氏自ら曰く、「一夕、夢中....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
酒製造場、医院を一覧し、さらに日本移民の居宅を慰問す。その国籍は山口県、高知県、
和歌山県なり。コーヒー園は丘陵の高地にありて、遠望すれば茶林のごとし。近く見れば....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
水の乾かぬように間断なく水を懸ける。俗にこれを『七日晒し』と云うている。それから
和歌山県海草郡|有功《いさお》村大字|六十谷《むそたに》及び同県那賀郡山崎村大字....
「穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
この不思議な話も牛の首を雨乞に用いた民俗を知るとき、限りなき興味が湧くのである。
和歌山県西|牟婁《むろ》郡北|富田《とんだ》村庄川に牛屋谷という滝がある。昔から....
「俗臭」より 著者:織田作之助
大変気が弱いということは記憶に止めて置く必要がある。元来彼等きょうだいの出生地、
和歌山県有田郡湯浅村(現在湯浅町)は気性の荒いので近村に知られた漁村である。大袈....
「わが町」より 著者:織田作之助
時に、綱をたぐって急いで攀じ登る。とたんに爆音が耳に割れて、岩石が飛び散り、もう
和歌山県の村上音造はじめ五人が死んでいた。間もなくの山崩れには、十三人が一度に生....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
の令弟である。サムナー・メーンの『古代法律』の訳があったと思う。 奇怪な人物は
和歌山県田辺町の南方熊楠氏である。その奇人振りはあまりに有名で、裸かで人に会った....