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「和漢三才図会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

和漢三才図会の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
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十二支考」より 著者:南方熊楠
いけいちゅう》』に見えた水虎の話を西人が誤聞したのでないか。『本草綱目』虫部や『和漢三才図会』巻四十にも引かれ、わが国の河童《かっぱ》だろうという人多いが確かな....
十二支考」より 著者:南方熊楠
伝うと)、巌谷君が、『東洋口碑大全』に引いた『神社考』には、太刀のほかの四品、『和漢三才図会』には太刀、鎧、旗、幕、巻絹、鍋、俵、庖刀、鐘と心得童子《こころえの....
十二支考」より 著者:南方熊楠
舌と二寸ばかりの小さき耳あり、物を食えば高鼾《たかいびき》して睡《ねむ》る由(『和漢三才図会』)、何かの間違いと見え近頃一向かかる蛇あるを聞かず。ただし昔到る処....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、天を仰いで歎くと烏たちまち頭白く馬角を生じたので、燕へ帰るを得たそうじゃ。 『和漢三才図会』六八に、立山の畜生が原は、昔奥州の藤義丞なる者、ここでしきりに眠り....
十二支考」より 著者:南方熊楠
夫は道鏡の事と見え、中国で猴《こう》を狙《そ》というも且は男相の象字といえば(『和漢三才図会』十二)、やはりかかる本義と見ゆ。ある博徒いわく、得手吉は得而吉で延....
十二支考」より 著者:南方熊楠
神そこで吟じたもう和歌に「鳴けばこそ別れを急げ鳥のねの、聞えぬ里の暁もがな」(『和漢三才図会』七五)、これよりこの土師《はじ》の里に鶏鳴かず、羽敲《はばた》きも....
十二支考」より 著者:南方熊楠
狗を殺したら狗も自分も犬死にすべきところじゃったとある。 この話が移り変って『和漢三才図会』六九には、犬頭社は参河《みかわ》国上和田森崎にあり、社領四十三石、....
「峠」という字」より 著者:中里介山
一つに相違ない。 本来の漢字によれば「峠」は「嶺」である、嶺の字義に関しては「和漢三才図会」に次の如く出ている。 按嶺山坂上登登下行之界也、与峯不同、峯如鋒....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
獅子鬚、一夏草、万年草、金徽草、吉祥草といへり爾者此草当山のみ生茂するにもあらず和漢三才図会に本草綱目云玉柏生石上如松高五六寸紫花人皆置盆中養数年不死呼為千年柏....
オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
の起原と名称とについて定説がないと同様に、これまでほとんど確かな説がない。正徳の和漢三才図会には、「凡そ物の大なる者を馬と云ひ、小なる者を雛といふ。此の戯は皆小....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
遷があったのである。この変遷の眼目は、横杵の発明にあったことは明らかだと思う。『和漢三才図会』に搗杵、カチキネなどと呼んでいる現在の杵は、そう昔からあったもので....
「エタ」名義考」より 著者:喜田貞吉
「穢多」の文字はもとより単に発音をあらわす為の借字で、「※嚢抄」の著者や、後の「和漢三才図会」の著者等の考えた様に、その文字に穢れ多き故という様な意義があるもの....