和物[語句情報] »
和物
「和物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
和物の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「琥珀のパイプ」より 著者:甲賀三郎
ニ於テ最モ強劇ノ酸化薬タル所以ナリ………………又本品ニ二倍量ノ庶糖ヲ混和シ此ノ混
和物ニ強硫酸ノ一滴ヲ点ズルトキハ已ニ発火ス云々」と書かれてあった。 「私達が最初....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
を笑わせた。お隅は、一鵬斎芳藤画くとした浮世絵なぞをそこへ取り出して来る。舶来と
和物との道具くらべがそれぞれの人物になぞらえて、時代の相を描き出してある。その時....
「蕎麦の味と食い方問題」より 著者:村井政善
然薯のごときを使用している訳ですから、特別蕎麦粉の良質であって風味良い粉の中へ混
和物をしてまずくして食べないでも、蕎麦そのものの料理の仕方によって他にいくらも栄....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
るようでござるな」 平野老人がようやくこれだけのことを言いました。相州物とも大
和物とも言わないで、肌のことから言い出したのは、大綱《たいこう》を述べないで細論....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
を分かち、その時の状態の彼の魂に働きかけて、あたかもある化学的反応体が混沌たる混
和物の上に働いて、一の原素を沈澱《ちんでん》させ他の原素を清澄ならしむるがような....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
方へもつかぬとか、半端だとかいう場合には、通例古代にはハシタという語を用いた。大
和物語に、 今日、日はしたになりぬ。奈良坂の彼方には人の宿り給ふべき家も候はず、....
「人身御供と人柱」より 著者:喜田貞吉
の風習から起ったのだという説もある。或いはそうかもしれぬ。延喜式にも毛の※物毛の
和物を供物として捧げるのである。神が人身御供を要求するのもそれと同じ意味で、もと....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
奥州辺の胡桃餅の様に南京豆餅と称して可なり。餅のなき時は白玉を用ゆるもよし。 ○
和物は本文の通りによく炒りて摺りたるものへ絞った豆腐を入れ、塩と砂糖を加えてよく....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
汁を拵《こし》らえて鯛と葱をグツグツと煮たものです」小山「それは軽便ですな。この
和物《あえもの》は大層結構ですが何でございます」お登和嬢「それはズイキ和《あ》え....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
の汁粉《しるこ》 春 第四 南京豆 南京豆《なんきんまめ》の
和物《あえもの》 春 第四 南京豆 南京豆《なんきんまめ》の....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
挟んでの恋争いやら何やらを、史書に漁ると限りがない。「栄花物語」「更級日記」「大
和物語」「東鑑(吾妻鏡)」等々々。大江|匡房には「遊女記」の著述さえある。 い....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
残りの形であるような気がする。姨捨山の話も中世の書物に多くあらわれ、ことには『大
和物語』という本にあるのが、よく人に知られている。この文学のなかでは、棄てられた....