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「和藤内〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

和藤内の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、葉桜のあいだに見いだされた。小屋のなかでは鉦や太鼓をさわがしく叩き立てていた。和藤内の虎狩が今や始まっているのである。看板にも国姓爺合戦と筆太にしるしてあった....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いろいろの芸をやる。それから力持、相撲のように太った女、諸肌脱《もろはだぬ》ぎで和藤内《わとうない》のような風をしているその女の腹の上へ臼《うす》を載せて、その....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
中に彷徨《ほうこう》しているところの自分を発見しました。 どうも困ったものだ、和藤内《わとうない》ではないが、行けども行けども藪の中。 こんなところへ迷い込....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
はどうあしらっていいかに迷いましたけれども、虎はおろか、象でも鬼でも一ひしぎと、和藤内《わとうない》の勇気を取戻し、身構えをして見ると、それはやっぱり犬の一種だ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ば、増長、広目《こうもく》二天が悪鬼毒竜をふみ、小栗《おぐり》判官《はんがん》、和藤内《わとうない》が悍馬《かんば》猛虎に跨《またが》るごとく、ガネサに模し作ら....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
その年の歌舞伎座十一月興行に「忠臣蔵」の勘平と本蔵と赤垣源蔵と、「国姓爺合戦」の和藤内とを勤めているあいだに発病して、半途から欠勤するのやむなきに至った。その時....