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和語
「和語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
和語の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白くれない」より 著者:夢野久作
きりに叩頭して近付き来る。何事やらむと立佇まれば慌しく四隣を見まはし、鮮やかなる
和語に声を秘めつゝ、御頼み申上げ度き一儀あり。枉げて吾が寝泊りする処まで御足労賜....
「「峠」という字」より 著者:中里介山
う字にも西洋語のパスとかサミットとかいう文字にも全く見られない含蓄と情味がある。
和語の「たうげ」は「たむけ」だという説がある、人が旅して、越し方と行く末の中道に....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
志所謂万年松之説亦粗与右同紀州高野深谷石上多有之長二寸許無枝而梢有葉似松苗といひ
和語本草にも玉柏石松を載たれども其味のみを弁じて貌姿を論せず良安《りょうあん》本....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
ら、晴着に自慢で着る織物のようなものであります。「けら」とは蓑のことで、ごく古い
和語であります。碇関や、北の方では金木辺のが仕事が特に優れます。この種の「けら」....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
行事をホカヒと謂っている。ホカヒはもと食物容器の名、すなわち盆(瓮)という漢字の
和語であった。中部以西の盆の精霊棚には、この白い米の水のかわりに、鉢に水を入れた....