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和辻哲郎
「和辻哲郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
和辻哲郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ならぬ唯一性を有つのだ。 8 評論に於ける分析型と主張型 或る時或る会合で
和辻哲郎教授に会った。話しが偶々有名な某大学総長の性格に及ぶと、教授が云うには、....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
極めて最近では、倫理学を人間学乃至「人間の学」と見做すことも行なわれるが(例えば
和辻哲郎博士)、こうした人間学は要するに社会を倫理に解消する代りに、之を人間に解....
「読書法」より 著者:戸坂潤
らなくなる。 一体『思想』という雑誌は之まで時々この種の学界警備に任じて来た。
和辻哲郎氏は東北帝大教授藤岡氏のコーエン翻訳をヤッツケて訳者を馘にしたし、林達夫....
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
論述されている。読者はそれらの有益な所説を参照されたい。またその巻頭に掲載された
和辻哲郎氏の「風土の現象」と題する所説と、それを序編とする同氏の近刊著書「風土」....
「女流作家として私は何を求むるか」より 著者:宮本百合子
自分を投げ捨ててかかった覚悟で仕事に掛かりたいと思います。 今月の『新小説』の
和辻哲郎氏が「入宋求法の沙門道元」に就いて書いて居られるが、あの中の「即ち十丈の....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
ファシズム運動を変形させた「行動主義の文学」を提唱しはじめた。 だが、一方では
和辻哲郎が学識を傾けて日本の特殊性を主張するために「風土」を書き、保田与重郎、亀....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
手はじめとして決して不成功ではなかった。一月三日の夜、NHKの報道放送で文学博士
和辻哲郎は、天皇制護持の哲学上の基礎づけを行った。文相安倍能成は二月十一日、日本....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
あり自由主義的であることに基いて、やがて典型的な日本主義哲学となることが出来る。
和辻哲郎教授の『人間の学としての倫理学』などがその最もいい例であって、元来「人間....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
ton(邦訳・岩波『哲学論叢』二〇号)を見よ。――なお「存在」の概念の分析では、
和辻哲郎教授の『人間の学としての倫理学』は、凡そ反唯物論的な見解の見本として注目....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
付いて来る。日本的範疇と欧州的範疇とを殆んど天才的にまで器用に結び付けるものは、
和辻哲郎教授であると云って好い。 教授の抑々の出発点は、良い発見者としてであっ....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
の欠陥が拡大鏡の下に齎されたかの観があるだろう。なお他に注目すべき流れとしては、
和辻哲郎や三木清をつらねる人間学の諸形態があり、或る一部分の反動化の可能性を有つ....
「偶然の産んだ駄洒落」より 著者:九鬼周造
その一つは既に新聞に載ったこともあるからある人々には旧聞に属するかも知れない。
和辻哲郎君がまだ京都にいた頃のことである。西田幾多郎先生をお誘いして貴船へ遠足し....
「読書遍歴」より 著者:三木清
ショーペンハウエルとかニーチェとかの生の哲学が流行し、私もその影響をこうむった。
和辻哲郎氏の『ニーチェ研究』とか『ゼーレン・キェルケゴール』とかは、当時の雰囲気....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
る紹介を求められる方は、拙著『原始キリスト教の文化史的意義』四一―六三ページ、『
和辻哲郎全集』第七巻三一―四三ページを参照されたい。) 我々はこういう批判を直....
「芝、麻布」より 著者:小山内薫
「新思潮」の編輯会議をしたことである。 第二次「新思潮」の同人は、谷崎潤一郎、
和辻哲郎、後藤末雄、大貫晶川、木村荘太などであった。別に、客員として、今では精神....