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「和食〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

和食の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
老妓抄」より 著者:岡本かの子
餐《ばんさん》をとりに入ろうとすると、みち子は、柚木をじろりと眺めて 「あたし、和食のごはんたくさん、一人で家に帰る」と云い出した。芸妓たちが驚いて、では送ろう....
食魔」より 著者:岡本かの子
玉に凝らしたかのよう、ぶよぶよ透けるが中にいささか青春の潤みに澱んでいる。それは和食の鯛の眼肉の羮にでも当る料理なのであろうか。老人は恭しく一礼して数歩退いて控....
旅愁」より 著者:横光利一
「パンがもう焼けてますよ。」 と母は庭から戻って来た矢代に云った。朝食を急激に和食に変える辛さを母は想ったものか、彼女から矢代にそう訊ねたとき、朝だけはパンに....
女給」より 著者:細井和喜蔵
ある。亀甲亭にいる頃知り合になった洋菜屋の世話で行ったのだ。 千歳には洋食部と和食部(といってもすき焼専門だが、)と、それから他に旅館とがあって女給仲居が凡そ....
四国遍路日記」より 著者:種田山頭火
あるく 仲がよくないぢいさんばあさん夜が長く 十一月九日 曇――雨、行程三里、和食松原、恵比須屋。 四時半起床、雲ってはいるが降ってはいない、助かった! とい....