咸陽[語句情報] » 咸陽

「咸陽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

咸陽の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
数の古神像、古文書、黄金製の幣帛《へいはく》、諸珍宝、什器、社殿と共にことごとく咸陽《かんよう》の一炬《いっきょ》に帰す。惜しむべきのはなはだしきなり。むかし水....
不尽の高根」より 著者:小島烏水
ッ欠きや、角の取れない切石や、石炭のかすのような「つぶて」で、一個一個としては、咸陽宮の瓦一枚にすら如かないものであるが、これが渾然として、富士山という創造的合....
俳人蕪村」より 著者:正岡子規
くのごとく、手腕またこれに副《そ》う。而して後に俳壇の革命は成れり。 ある人|咸陽宮《かんようきゅう》の釘かくしなりとて持てるを蕪村は誹《そし》りて「なかなか....
三国志」より 著者:吉川英治
を衝いて、敵を混乱に陥れ、彼の糧食を焼き払いましょう。――丞相は斜谷から進まれ、咸陽へ伸びて出られたら、魏の夏侯楙などは、一|鼓して破り得るものと信じますが」 ....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
吸うことだと思っている者もあり、または硯水などというとんでもない字を書いて、昔|咸陽宮で冬の日、硯の水が凍った時に、酒をそそいでその水をとかしたので、それから酒....