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哀詩
「哀詩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
哀詩の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「写生紀行」より 著者:寺田寅彦
いらしい。個体が死んでも種が栄えれば国家は安泰である。個体の死に付随する感傷的な
哀詩などは考えないほうが健全でいいかもしれない。 工場のみならず至るところに安....
「塵」より 著者:夢野久作
じしに咽び歎かせるのだ。 意地の悪い、痛々しい塵の戯れではある。 塵は都会の
哀詩である。 構い手のない肺病娘のホツレ毛に引っかかって、見えるか見えないかに....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
までは「古典平家」にはない話が多く、いわゆる平家物語の平家的諧調と色彩にとむ人間
哀詩の絵巻はこれからくり展げられるものとおふくみください。(二六・四・一) ....