品書[語句情報] » 品書

「品書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

品書の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
なるべき文書類や、又はこの病院に居りました患者の製作品、若くは身の上に関係した物品書類なぞで、中には世界の学界に誇るに足るものが尠くありませぬ。ところがその斎藤....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
見ると、その面《おもて》にはほっとした色があった。 「よくごらんになりましたね。品書は、一つトランク、一つ木材四本、一つ新聞紙|若干《じゃっかん》、以上――でい....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
えって故人が妄執の種となるばかりですよ。」 銀行家は、取引先の担保にいかさまな品書きを見つけた折のように、皮肉な笑を見せた。Hはそれなり口を噤んでしまった。 ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
は一つもありません。豆タンの袋、セメンの袋、石粉。煙突左官などの材料。 鴨居の品書き 五吋 四・五吋 四吋 三・五吋 三吋 石綿....
六号室」より 著者:瀬沼夏葉
入ったが、ここでもミハイル、アウエリヤヌイチは、頬鬚を撫でながら、ややしばらく、品書を拈転って、料理店を我が家のように挙動う愛食家風の調子で。 『今日はどんな御....